What's VPC?


Vinyl Plastics Connectionとは?

1997年,家庭から排出されるすべての廃棄物をコレクションしてゆく個人的な表現「家庭内ゴミゼロエミッション」を初めて以来,膨大な量のビニプラ素材が日々増え続け,家庭生活を脅かすほど蓄積されています。

当初,そんな状況を克服するためにビニール・プラスチック・コネクション(以下VPCと略す)は構想されました。 これらの素材の増殖が個人の表現のレベルでどうにかなるものではないと思い知ったからです。

VPCは,文字通りビニール・プラスチック素材を利用して何かを行おうという意志の連鎖をつくり出し,活動のコネクションを構築することをイメージし展開されています。

この表現においてはデモンストレーションという概念が用いられています。 イメージサンプルを提示し,実演し,利用してもらうことで参加者の主体的な表現のモチベーションを高めようとする概念です。

1999年にVPCという表現を構想して以来,様々な人々や組織,もしくは表現の現場との出会いの中で,様々なプログラムが作られてきました。 しかし,コンピューターにおける基本システムが視覚化されにくいのと同様にVPCそのものは視覚化される性格のものではありません。

従って,ここでビジュアル化して紹介している様々なデモンストレーションとしての表現は,システム提案型の表現VPCによって初めて実現した参加者による表現となります。 そして,それらの活動は各地で拡がりつつあります。

その意味において,VPCによって提案している基本システム型の表現は,地域社会や学校教育の現場,あるいは家庭生活の中から,魅力的な活動を誘発させる多くの可能性を内在していると考えています。

2002年11月
藤 浩志