Author: Geco
Sep 24, 2019 works
Deco-Poly
2009-09 Fuji, Hiroshi Works File Title/ Deco-Poly デコポリ Type/ Demonstration, Project, Workshop, Sculpture Site/ Nakanoshima Park Osaka,,Japan 水都大阪・中之島公園会場他 大阪, 家庭から排出される素材を集め、それを利用してまちかざりをつくるシステムのデモンストレーション。特に水都大阪会場ではいらなくなったおもちゃ、ペットボトル、ポリ袋、ハンガーの4種類の素材に限定して素材集めを呼びかけ、大阪市内中心部、中之島公園に仮設の自由工房を設け、2ヶ月間の公開制作を行い、そこで作られたものをまた「まちかざり」へと利用するという実験を行った。 水都大阪2009の活動については http://geco.exblog.jp/i40/
Sep 24, 2019 works
Kaeru System
2008-06 Fuji, Hiroshi Works File Title/ Kaeru System Type/ System Demonstration Site/ Santa Fe Opera Parking New Mexico, USA サンタフェオペラ駐車場 地域住民から集めたペットボトルにより、地域住民の団体がサンタフェオペラの開催期間中にその駐車場のライトを飾るデコレーションを制作するというシステム型作品。高校生グループから物理学者、美術学生、家族など30チームが参加し、それぞれの作品を制作、設置した。 駐車場に設置された作品の記録写真をもとに藤がドキュメンテーションのドローイングを制作し、それをサイトサンタフェビエンナーレのメイン会場内に展示。ビエンナーレ開催終了後、それぞれの作品とドキュメントドローイングはそれぞれの作品制作者へと帰ってゆくシステム。 ペットボトルを作品素材にカエル。駐車場の風景をカエル。立体作品を素描作品にカエル。素描作品が参加者にカエル・・・という数々の「カエル」を誘発させた作品。したがって「カエルシステム」 ■サイトサンタフェオフィシャルサイトはこちら http://www.biennial.sitesantafe.org/2008/index.html ■サイトサンタフェビエンナーレの映像プロジェクトの報告サイトは http://www.santafelucky7.com/index.html ■藤浩志のブログによるサンタフェのレポートは http://geco.exblog.jp/i35/
Sep 24, 2019 works
Plastic Bottle Works / Turtle / Dragon /
2002 Fuji, Hiroshi Works File Title/ Plastic Bottle Works / Turtle / Dragon / etc. ペットボトル工作/海亀/三頭龍/etc. Type/ Sculpture Demonstration Site/ Hakata River, Fukuoka 博多川 福岡 OS的表現の試み「Vinyl Plastics Connection」のアプリケーションのひとつとして1999年から実験的にはじめたペットボトルを使った工作。 1999年までは家庭の日常生活で消費される廃棄物をコレクションし、それを利用して何か地域活動のツールをつくるという試みだったが、一般家庭から大量に集めやすく、何か構造物をつくるうえでもっとも利用価値の高い素材としてのペットボトルに注目することになる。 ペットボトルは軽く浮かびやすいためにカヌーを制作したり、大型のオブジェを制作したり、祭りのみこしの代わりとなるものを制作したり、あるいはイベント会場のパーテーション・机・イスなどの家具を制作するなど、地域活動に利用できるものの制作を数々試みることになる。 藤浩志のブログサイトでのペットボトル系報告はこちら
Sep 24, 2019 works
Kite will cover the sky
1996 Fuji, Hiroshi Works File Title/ Kite will cover the sky カイトは空を覆い尽くす Type/ Demonstration Workshop Site/ Lahore National University of Arts, Pakistan ラホール国立芸術大学 パキスタン International Workshop in Lahore 参加作品 1996年夏、灰塚アースワークプロジェクトでダム湖の上空全体を凧(カイト)が覆い尽くすイメージを描く。そのイメージがきっかけとなり、カイトの実験をパキスタンのラホール国立芸術大学の学生へのワークショッププログラムで行う。その街はある時期になると空全体が凧で覆いつくされるほどの有名な喧嘩凧のカイトフェスティバルがあるのだとか。実際にカイトの実験をおこなっているとき周辺住民の家から不審な凧が登場して僕らの凧の紐を見事にぶちぶちと切断してしまうという事件がしばしば発生する。大学敷地内に張り巡らしたかなり太目のナイロン糸を学校の外の敷地の民家の屋上から凧揚げし、その紐をいとも簡単に切断する技術を持っているのだから凄い。 その体験の中で、ある仕組みを地域に組み込むことで自動的に住民の活動が発生し、結果として空間が作られてゆくようなシステム型の表現の手法をイメージする。OS的表現への興味と実験が始まるそのきっかけとなった記念碑的作品。その後灯明を利用した実験やビニプラ素材やおもちゃを使った実験へと連鎖し、実はまだこのカイトプロジェクトは実現していない。
Sep 24, 2019 works
Melancholic Pine Tree
1985-12 Fuji, Hiroshi Works File Title/ Melancholic Pine Tree 松ノ木の憂鬱 Type/ Installation Site/Yokohama City Gallery Yokohama 横浜市民ギャラリー (今日の作家展出品作品) Kamikatsura Morishita 1-115 Kyoto 上桂森下1-115、京都 (上桂森下1-115出品作品 ) 京都の西、善峰寺には日本で一番長い(長さ54m)老松の木がある。多くの棒で支えられながら、ひとつの方向にだけ伸びてゆくように仕掛けられたその老木を眺めていて、「成長すること」に対して大きな疑問を抱いた。ちょうど青年海外協力隊への参加が決まり、開発途上国への政府開発援助について興味を抱き始めていた頃のこと。成長し続けることなどありえないのではないか・・・と思ったが、国も企業も人間も、経済も・・・成長することが前提となっている時代の空気になじめない感情を抱いていた。 当時住んでいた京都の借家で友人たちと展覧会を企画し、 庭にあった松ノ木の枝を伸ばし、善峰寺の老松の等身大の松ノ木のぬいぐるみをつくってみた。54mの長さの松ノ木は庭から家の中に進入し、階段を上り、2階の寝室の窓から枝を外に伸ばしていた。その自宅での展覧会は3週間ほど知り合いを招待してプライベートに見せる期間をもうけ、毎日宴会を楽しんだあと、その後一週間だけ一般公開の展覧会とした。その後横浜で開催された「今日の作家展」ではその作品をそのまま横浜市民ギャラリーの中に再現した。
Sep 24, 2019 works
Happy Forest
2008-11 Fuji, Hiroshi Works File Title/ Happy Forest ハッピーフォレスト Type/ Installation Video Site/ Art Tower Mito Ibaraki, Japan 水戸芸術館 茨城 かえっこが全国各地で開催されるようになり、おもちゃが全国各地を巡回しているが、繰り返すうちに、主に3種類のおもちゃ類がどんどん増えてくる。「よごれたぬいぐるみ」「壊れたおもちゃの破片」「ファーストフード系のおまけのおもちゃ」の3種類が子ども達も欲しがらない、まさに不要なおもちゃ類。そのまま次のかえっこ開催地に送ると子ども達がかわいそうだということで、それらを省いて分類、整理しているうちに、相当量の同じ系列の不要なおもちゃ類が蓄積されてきた。そんな事情から生まれたのがこの空間。 ハッピイ系の同じ種類のおまけのおもちゃをつないでみたのがHappy Ring。それがさらにたくさん増えてきたのでつくってみたのがこのHappy Forest。 この空間の作品はかえっこが続く限り増殖し続け、風景はますます混沌と展開する。これらの素材が世界からなくなるのが先か、かえっこがなくなるのが先か・・・。それとも僕の人生が終わるのが先か・・・。戦いは続く・・・。 次の展覧会開催者募集中!
Sep 24, 2019 works
Cycle Rickshow
1998-11 Fuji, Hiroshi Works File Title/ Cycle Rickshow サイクルリキシャー Type/ Demonstration Site/ Modi Nagar, India モディナガル市街地 インド Khoj International Artists Workshop 参加作品 インドのモディナガルにてリキシャを借りてペイントし、現地の子どもたちを乗せて日本の歌を歌いながら街を走り回った。 福岡にアジア美術館ができることがきっかけとなり、福岡市中心市街地に人力(低速)専用道路を整備するイメージを思いつく。そう考えるとわずかこの50年の間に普及した自動車専用道路を中心として作られている中心市街地のありかたそのものが間違っているような気がしてきた。 リキシャ(低速車)専用道路のイメージの具体化と、サイクルリキシャについてのリサーチをするために、インドの工業都市モディ・ナガルで開催されたアーティストレジデンスプログラムの滞在中、3週間ほどリキシャを借りてオリジナルのペイントを施し、魚の形のクッションを制作。実際に街中を走りながら乗せてくれといってくる現地人を無料で目的地まで運ぶデモンストレーションをおこなった。
Sep 24, 2019 biograf
FujiBio
いろいろな藤浩志略歴・経歴・紹介文など 必要に応じてコピーして、書き換えたりしてお使いください。 □ 藤浩志・紹介文(50文字程度) 藤 浩志(ふじひろし) 美術家 対話と地域実験という手法を用い、地域に創造的な活動を作り出す。 https://geco.jp □ 藤浩志・紹介文(100文字程度) 藤 浩志(ふじひろし)美術家 十和田市現代美術館館長 秋田公立美術大学教授 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、パプアニューギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所勤務を経て藤浩志企画制作室を設立。美術空間を作るデモンストレーションを実践。 https://geco.jp □藤浩志・紹介文(170文字程度) 藤 浩志(Fuji, Hiroshi) 美術家 十和田市現代美術館館長 秋田公立美術大学教授 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、パプアニューギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所勤務を経て藤浩志企画制作室を設立。「ヤセ犬の散歩」「お米のカエル物語」「Vinyl Plastics Connection」「Kaekko」「藤島八十郎をつくる」等、各地で美術空間を作るデモンストレーションを実践。 https://geco.jp □藤浩志経歴・紹介文(300文字程度) 藤 浩志(Fuji, Hiroshi/ふじひろし) 美術家 1960年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、地域社会を舞台とした表現活動を志向し京都情報社を設立。京都市内中心市街地や鴨川などを使った「アートネットワーク'83」の企画以来全国のアートプロジェクトの現場で「対話と地域実験」を重ねる。同大学院修了後青年海外協力隊員としてパプアニューギニア国立芸術学校勤務。都市計画事務所勤務を経て92年、藤浩志企画制作室を設立。各地で地域資源・適正技術・協力関係を活かしたデモンストレーションを実践。福岡県糸島市在住。NPO法人プラスアーツ副理事長。十和田市現代美術館館長。秋田公立美術大学教授 https://geco.jp □藤浩志経歴・紹介文(450文字程度) 1960年 鹿児島生まれ。京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、地域社会を舞台とした表現活動を志向し、京都情報社を設立。京都市内中心市街地や鴨川などを使った「アートネットワーク'83」の企画以来、全国各地のアートプロジェクトの現場で「対話と地域実験」を重ねる。同大学院修了後パプアニューギニア国立芸術学校勤務。土地再開発業者・都市計画事務所勤務を経て92年藤浩志企画制作室を設立。地域資源・適正技術・協力関係を活かした活動の連鎖を促すシステム型の美術表現を志向し、美術類のデモンストレーションを実践する。主な作品として、取り壊された家の柱からつくられた「101匹のヤセ犬の散歩」。一ヶ月分の給料からはじまった「お米のカエル物語」。家庭廃材を利用した地域活動「Vinyl Plastics Connection」「Kaekko」「Kaeru System」。架空のキーパーソンをつくる「藤島八十郎をつくる」等。現在福岡県糸島市在住。NPO法人プラスアーツ副理事長。十和田市現代美術館館長。秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻教授。 https://geco.jp □どちらかというと美術系の略歴・紹介文 (500文字程度) 藤 浩志(Fuji, Hiroshi/ふじひろし) 美術家 十和田市現代美術館館長。秋田公立美術大学教授 1960年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、パプアニューギニア国立芸術大学講師、都市計画コンサルタント勤務を経て1992年藤浩志企画制作室を設立。バングラデッシュビエンナーレ(グランプリ受賞)、サイトサンタフェビエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭等の国際展の出品をはじめとしてインド、パキスタン、タイ、中国、韓国、台湾などアジア各地でのプロジェクトや国内の地域アートプロジェクトへの参加多数。主な作品:「鴨川泳いだこいのぼり」(1983)、「ゴジラとハニワの結婚離婚問題」(1984-85)、「ヤセ犬の散歩」(1988-96)、「media garden Eスペイス」(1989-)、「お米の砂漠、犬のおしっこ」(1991)、「お米のカエル物語」(1992-95)、「Vinyl Plastics Connection」(1999-2003)、「Kaekko」(2000-)。 近年の活動としては、「Useless Selection」「夢の鳥」「Happy Forest」「Toys Saurus」「Kaeru System」「藤島八十郎をつくる」等がある。 https://geco.jp…
Sep 23, 2019 Top
Godzzila
ゴジラ君の冒険 悩みのゴジラ君、街を歩く 僕としては苦し紛れの悩みの表現活動でしたが、1980年代の半ば当時の京都市立芸術大学や東京藝術大学の学生に与えた影響はかなり大きかったようで・・・考えてみると当時このようないわゆるフィギュア系の作品や着ぐるみ系の作品が展覧会という場に出品されるのは前例がなく、かなり画期的だったみたいで・・・あとあとの現代美術の状況の変化にかなり関与した表現になっているのが面白いですね。 1984年11月~12月 フジヤマゲイシャ京都展(京都市立芸術大学ギャラリー) フジヤマゲイシャ東京展(東京藝術大学展示室) フジヤマゲイシャ資料展(ギャラリーK/赤坂、東京) 藤浩志出品作品 ある日、彫刻作品を作りたいと思いつき、友人と話をしていた。 「何がつくりたい?」 ある友人がこう答えた。 「昔からゴジラの着ぐるみが作ってみたかったんだ!」 「よし、作ろう!」 僕の下宿がゴジラ製作所になり、材料の調達をはじめる。お金がないのでほとんど拾ってきたもので作る。 僕が上下つながった古い作業服を前後ろさかさまに着て立ちポーズをとる。友人たちが古い布団マットからスポンジをちぎってはボンドで張りつける。そんな感じでゴジラづくりがはじまった。 みんなでつくる作品は楽しい。 数週間の悪戦苦闘の末、ゴジラの着ぐるみが完成! しかし、つくったはいいけど、・・・どうしようか。 とりあえず芝生のベッドで昼寝。 とりあえずやることがない。 「僕はなぜ生まれたのか?」 ・・・と悩んでみたりしても、答えは出ない。 とりあえず、木陰で昼寝。 (実は、この写真を撮影した日、山下洋輔=ジャズピアニストのバックで友人から集めた不要の作品を燃やし続けるというパフォーマンスをゴジラの着ぐるみを着て行った。熱かった!燃えそうだった。 写真はないが演奏のテープはあるなー。途中で消防車が来たけど、怒られなかった。) 寝てても仕方ないので散歩してみることにする。 (ここから下は東京芸大と京都芸大の学生の交歓展「フジヤマゲイシャ」というふざけた名前の展覧会の企画で赤坂のギャラリーKでパフォーマンスを行ったときの写真。当時学生だった宮島達男とか野村和弘とか高橋悟とか恵原さんとか島さんとか写っていますね懐かしい。) ここは赤坂の街。 赤坂には有名人が多いらしい。 京都の街を歩いてみたときは子どもたちの人気者だった。 しかし、赤坂の街の人は冷静で忙しそう。 (ゴジラが持っているのは車の多い街を歩くために必需品の安全の旗とお買い物のメモ) 夜のネオン街ではだれも注目してくれない。 とりあえず、おなかすいたので マクドナルドに入ってみた。 「いらっしゃいませ」 「何にいたしましょうか。」 驚かれるかと思いきや、さにあらず。…